紹介

都市をさまざまな角度から捉えるユニークな学科が集まる都市科学部。
4つの学科の様子を、学生の綴った言葉でご紹介します。

都市社会共生学科

現代社会において、多様性が重要であることは誰もが認めますが、その実現は困難を極めることも事実です。これは議論レベルの話ではなく、どんな場所でも、人々が衝突や葛藤を繰り返しながら共生を試みようとしています。

都市社会共生学科ではこの問題に対して、都市社会というフィールドで、人文知を用いて共生の可能性を挑んでいます。それは都市から始まり、世界へと続く学びだと考えています。

建築学科

建築という広範な学問領域を、建築理論、構造工学、都市環境、建築デザインの4つの分野を通して学んでいく学科です。また、プレゼンテーション能力や構成力を高める教育も並行して展開することで基礎力を高めています。

芸術的、機能的、創造的でかつ災害に強い快適な建築と都市をデザインする能力を育てると共に、都市スケールで建築を考え、都市との関係やその在り方についての学びを行っていることが特徴です。

都市基盤学科

現代都市に暮らす人々の生活を支える社会基盤施設の計画から維持管理まで、構造、海岸・水圏環境、地盤工学と地盤環境、交通と都市、コンクリートの5つの研究分野を軸に学んでいく学科です。

都市基盤に係る技術やデザイン、政策決定、マネジメントなどの専門教育も展開し、近年必要とされている防災・国際・環境といった観点を取り入れながら、安全安心で靭性の高い都市・バランスのとれた持続的発展・国際的な技術協力支援・今日的グローバル課題の解決などの実現に主導的に貢献できる人材を育成します。

環境リスク共生学科

人間から都市、生態系、地球まで大小さまざまなスケールの環境システムについて理解し、豊かさと表裏一体で生じる多様なリスクのバランスを適切にマネジメントしようとする「リスク共生」の考え方を学ぶ学科です。

自然環境と社会環境の両面からリスクの基礎理論やリスクが生じるメカニズムを学ぶだけでなく、フィールドワークなどの実践的演習科目も取り入れることで、リスクと上手く付き合う「リスク共生」のアプローチを身につけ、高度化・複合化した現代社会における問題解決能力を育成します。